18日午後、衝撃的なニュースが飛び込んできた。歌舞伎俳優の市川猿之助さん(47)、両親の市川段四郎さんと母親が自宅で倒れているところを発見され、その後、両親は死亡が確認された。猿之助さんは意識がある状態で入院しているという。報道によると、猿之助さんが倒れていた場所のそばで遺書のようなもの見つかったという。一家3人に一体何があったのか。近隣住民や関係者を取材した。
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現場となった自宅は東京・目黒駅から徒歩20分ほどの閑静な住宅街にある。コンクリート造りのモダンな外観だ。猿之助さんの自宅に通じる道には、黄色いテープで警察の規制線が張られ、数人の警察官が警備にあたるものものしい雰囲気に包まれていた。
報道によると、警察官が駆け付けたときには、猿之助さんは半地下にあるクロゼットの中で意識がもうろうとした状態で見つかったという。一方、両親は2階のリビングで倒れており、母親はその場で死亡が確認された。段四郎さんも搬送先の病院で死亡した。いずれも目立った外傷はなかったという。
遺書のようなものがあったなど現場の状況から、猿之助さんが自殺を図ったとみられている。
近所に住む85歳の女性は、18日午前中の様子をこう話す。
「今朝、何かすごくにぎやかだなと思ったのよ。女の人の声とかがして、ガチャガチャ物音が聞こえた。何だろうなとは思っていたら、テレビで事件を知り、まさかと驚きました」
猿之助さんの自宅からは日頃から、歌舞伎の稽古をする音が聞こえてきたという。
「よく、歌舞伎のお稽古の歌声が聞こえてきたり、踊りのドンドンという音が響いていましたね。歌舞伎は嫌いじゃないから、うるさいとは感じませんでした」
かつて猿之助さん一家がお得意さんだったという米店の店主はこう話す。
「10年くらい前までは、うちのお米やお正月のお餅の配達をしていました。亡くなったお母さんはボーイッシュな髪形のおキレイな方でしたよ。ハキハキしたしゃべり方で、あのお母さんが自殺をするとはとても思えない。猿之助さんは子どもの頃からバスで名門の男子校に通う姿をよく見かけました。大人になってからは、よく1人で散歩するのを見ていました」