エミネムが、ニュー・アルバム『Music To Be Murdered By』を突如発表した。
黒いスーツを纏い、土まみれのシャベルを手にした、まるで葬儀屋のような姿のエミネムが佇むアートワークの今作は、同じくサプライス・リリースだった2018年の『カミカゼ』に次ぐ、11作目のスタジオ・アルバムとなる。全20曲が収録されており、エド・シーラン、故ジュース・ワールド、アンダーソン・パーク、スカイラー・グレイ、ヤングM.A.、ロイス・ダ・ファイブ・ナイン、ザ・ルーツのブラック・ソート、ア・トライブ・コールド・クエストのQティップ、ドン・トリヴァーら数多くのゲストが参加している。
また、リリースに合わせて、サイモン&ガーファンクルの「The Sound Of Silence」をサンプリングした収録曲「Darkness」のミュージック・ビデオが公開されている。ここ数年間、アメリカで多発する銃暴力を取り上げたMVは、「(この悲劇は)いつ終わるんだ。必要なだけの人々が関心を持ったら」という銃規制を求めるメッセージで締めくくられており、有権者登録することを呼びかけている。
なお、エミネムは、米ビルボード・アルバム・チャート“Billboard 200”にて3rdアルバム『ザ・マーシャル・マザーズLP』(2000年)から『カミカゼ』(2018年)までスタジオ・アルバムが8作連続で首位を獲得している。