スヌーズのキャットタワーでは、筆者がミルクボランティアで育てた2匹の子猫、ウリ坊とペロもよく遊んだ
スヌーズのキャットタワーでは、筆者がミルクボランティアで育てた2匹の子猫、ウリ坊とペロもよく遊んだ

 価格は税込み1万7900円。「非常に高いと思います。でも数週間や数カ月でダメになる商品が多いなか、スヌーズは数年使えます。要望があれば、寸法を変えたり名前を入れたりといったカスタマイズもできます」。素材のカッティングや張り合わせには高い技術を要し、かつて繁忙期に同業他社に相談したが、どこも作ることができなかったという。

 現在、スヌーズをはじめ、爪とぎを約30種そろえている。動物病院からの依頼で、砂を入れる段ボール製プレートも製作中だ。使い捨てのため感染症対策になるという。スヌーズもバリエーションを増やす方針だ。「いちばん下の段を使う猫が多いから、一段のみの商品を投入します。全体のサイズを7割程度に小さくした子猫用のモデルも出したい」。自慢の品を安売りしてほしくないから、今後も自社HP「段ボール職人」での通販を続けるという。

(佐藤修史)



週刊朝日  22年12月23日号

暮らしとモノ班 for promotion
防災対策グッズを備えてますか?Amazon スマイルSALEでお得に準備(9/4(水)まで)