スマートフォンと連携出来るメタルウオッチ「EQB-500」(カシオ計算機株式会社提供)
スマートフォンと連携出来るメタルウオッチ「EQB-500」(カシオ計算機株式会社提供)
アプリで表示した都市をタップするだけで時刻が設定出来る(カシオ計算機株式会社提供)
アプリで表示した都市をタップするだけで時刻が設定出来る(カシオ計算機株式会社提供)

 旅行や出張で海外へ、現地に着いて、さあ、時計の時刻を合わせよう……。海外の取引先や知人に連絡を取らなければいけないけれど、現地は今何時だっけ……。これらは現地の時計を見たり、インターネットで調べたりすれば解決する話だが、もっとスマートに時刻を合わせることが出来れば、それに越したことはない。そんなちょっとした手間を解消してくれるアナログ時計が登場した。

 カシオ計算機株式会社(本社・東京都渋谷区)は、文字盤内に複数の計器があり、ストップウオッチなどとしても使える多機能アナログ時計「EDIFICE(エディフィス)」シリーズの新製品として、スマートフォン(スマホ)とBluetoothで連携する機能を持ち、自動的に時刻を修正する「EQB-500」を、2014年9月30日に発売した。

 スマホと連携することで、これまで手動で行っていたアナログ時計の時刻修正操作を簡略化できるという。価格はいずれも税別で、シルバーの「EQB-500D」が4万円、ブラック(耐摩耗性に優れるというイオンプレーティング仕上げ)の「EQB-500DC」が5万円だ。
 
 「EQB-500」の時刻修正機能は、スマホの専用アプリ(無料)をダウンロードすると利用できる。時計本体のボタンを押すと、アプリを介して、スマホ側のGPS機能を利用し、自動的に時刻を修正できるほか、アプリ上の地図をタップすることでも時刻合わせが可能だ。約310都市の時刻やサマータイムに対応しており、時刻は1日1回、自動的に修正される。

 また、メーンの文字盤と内側の計器では、アプリで設定した都市の時刻を同時に表示できるため、日本や海外の取引先の時刻などを一目で確認することも可能だ。他にも、スマホが見当たらない時に、時計本体のボタン操作で、スマホのアラーム音を鳴らして探せる、ちょっと便利な機能もある。
  
 見た目がアナログ時計なので、ビジネスマンでも使いやすそうだ。旅行だけでなく、出張や海外の取引先とのやりとりが多い人にもお薦めしたい。