スマートフォン(スマホ)ユーザー全体の7割以上がLINEを使用していることが、株式会社ライフメディアが運営する自主調査サイト「リサーチバンク」の調査でわかった。
さらに、LINEの存在を知らないという人は全体で1.8%しかおらず、40代男女にいたっては知らない人が0%という結果となった。利用率は10代の女性が93.8%と最も高く、次に10代男性の86.2%が続いている。10代の男女でおよそ9割がLINEを使用しており、若者の間では、今やEメールよりLINEでやりとりする人の方が主流になってきているといえる。
一方、LINEを使用していないユーザーは、その主な理由として、「自分には不要なアプリだから」「プライバシー面で不安があるから」「セキュリティ面で不安があるから」などと挙げている。最近話題となったアカウント乗っ取り問題などで警戒する人が増えたとも考えられるが、それでも少数派であることに変わりないようだ。
また、LINEの特徴としてよくあげられるのが、絵柄で簡単にコミュニケーションがとれるスタンプだ。LINEの「スタンプショップ」の利用者に対してどのようなスタンプをダウンロードしているか複数回答で答えてもらったところ、約99%が「無料のもの」と回答。「有料のもの」と答えた人は23%に留まった。
有料スタンプを使用している人に保有している数について尋ねたところ、「2~3個」が44%でもっとも多く、男女別で見ると、女性の約75%が1~3個と答えたのに対し、男性の半数近くが4個以上保有していると回答。さらに、11個以上保有していると答えた男性に至っては14%にものぼった。
なぜ男性の方が有料スタンプの保有数が多いのかは推測の域を出ないが、100円という値段設定の絶妙さはあるかもしれない。LINEスタンプは、自作して販売できる取り組みも話題となっており、ますます目の離せない存在となっていきそうだ。