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取材の当日には、ほおずき縁日が行われていた。「ほおずき市は3~4年ぶりです。この時期は緑が多くて、特に気持ちがいいですね」と、アイドル時代と印象の変わらない愛くるしい笑顔で語る新田恵利さん
取材の当日には、ほおずき縁日が行われていた。「ほおずき市は3~4年ぶりです。この時期は緑が多くて、特に気持ちがいいですね」と、アイドル時代と印象の変わらない愛くるしい笑顔で語る新田恵利さん
『出世の石段』と言われる男坂。かなり急な階段だが、年齢を問わず、参拝者の多くがこの階段を上ってくる。新田さんももちろん、階段から現れた
『出世の石段』と言われる男坂。かなり急な階段だが、年齢を問わず、参拝者の多くがこの階段を上ってくる。新田さんももちろん、階段から現れた
鳥居の前には、夏の風物詩・茅の輪が飾られていた
鳥居の前には、夏の風物詩・茅の輪が飾られていた

■都会のパワースポット

 40歳少し手前の時。この先、人間として女性としてどう生きるか、思い悩んだという新田恵利さん。
「『女が終わっちゃう!』って思い込んでいたんです。今から思えば変な焦りだったんですが、当時は本当にどうしたらいいのか……」

 悩みの答えを探すため日本全国の神社を訪ね歩き、たどり着いたのが東京・港区の愛宕神社。

「都会の真ん中なのに、階段を上れば別世界で、とても神秘的でした。偶然にもほとんど人影がなく、静かな気持ちで自分を見つめなおすうちに、答えは出ていないのですけれど、もやっとした気持ちがすっかり晴れていたんです」

 一時期は都内に出るたびに通い、実家のある埼玉の友人と落ち合うのも、愛宕神社だった。

「たとえ10分程度のお参りでも、心がすーっと澄んでくる。まさに私にとってのパワースポットです。この神社をお詣りするとき、『男坂』は欠かせません。別名『出世の石段』と言われる急な階段で、上から見下ろすと足がすくむほど。毎回、途中で後悔するんですが、その分、上りきったときの達成感は格別! オススメです」

■いつかは自分の手で家を建てたい

 湘南のご自宅を建てたのは2000年。家への憧れが強く、「見た目重視」で建てたところ、「使いづらいなぁ」と思うように。そこで6年前に思い切ってリフォーム。新しい工法によって柱が取り払われ、約20畳の広々としたリビングルームを手に入れた。居心地の良さを求めてその後も脱衣所、シューズボックスとリフォーム。

「脱衣所はデザイン画を自分で描いて、理想の蛇口がなかったから、自分でネットで探したんです」

 そんな新田さんの自宅でのお気に入りの場所は、3階部分の東南にあるベランダだ。

「夏の夜はお風呂上りに涼んだり、冬なら流星群を見たり。一人きりで頭の中を整理する時間が持てて、すごく癒される場所です。ただ、家で一番日当たりが良い場所で、ベランダにしておくのはもったいない気もしてきたので、西側へのリフォームを検討中です」
 亡くなったお父さんは大工さんだった。ものづくりの血を継いだ新田さんも最近、「自分で家を建てたい」と思うように。

「北アルプスの景色に憧れているから場所は安曇野。玄関ホールが広くて、お友だちをそこでおもてなしできるような家を思い描いています。でも主人が安曇野から会社に通ってくれるかなぁ。それが一番の問題ですね(笑)」

新田恵利(にった えり)
1968年埼玉県生まれ。伝説のテレビ番組「夕焼けニャンニャン」(フジ系)発のアイドルグループ「おニャン子クラブ」会員番号4番としてデビューを果たし、ソロ・シングル「冬のオペラグラス」も大ヒット。おニャン子クラブ解散後は、タレントとして活躍。「ありがとッ!」(テレビ神奈川)水曜日にレギュラー出演。趣味のものづくりの知識を生かし、「新田恵利の作るの大好き!!」コーナーを担当する。趣味は手芸、旅行など。「デコアーティスト技能検定」1級取得。インストラクターの資格を有する。

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