全世界で大ヒット中の映画『ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー:リミックス』で主人公ピーター役を演じるクリス・プラットが4月上旬に来日し、Billboard JAPANのインタビューに応えてくれた。
2014年に公開された前作『ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー』でピーター役に大抜擢され、映画のヒットとともに、人気俳優の仲間入りを果たしたクリス・プラットは、現在37歳。『ガーディアンズ~』以降、『ジュラシック・ワールド』や『マグニフィセント・セブン』、『パッセンジャー』など主役級の映画が続々公開され、今最もホットな米俳優として注目を浴びている。
本作ではマーベルコミックスが描いてきた従来のヒーロー映画とは違い、銀河一ヤバい愛されヤンキー・ヒーロー・チーム“ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー”が笑いとノリで銀河を救う、という新しいヒーロー像が描かれている。クリス自身が考えるヒーロー像とはどんなものか尋ねてみると、「大義のため、人の為に、自分を犠牲にするという選択が出来る人だね。『マグニフィセント』や『ジュラシック・ワールド』、そして本作でもヒーローを演じてきたが、自分の命を危険にさらしてでも誰かを守るための行動に移せる、そういう人物を僕はヒーローだと思う」と、何ともカッコいい答えが返ってきた。
クリス演じるピーターは、ダンスと口説き文句が得意な地球生まれ銀河育ちのお調子者。明るい性格でジョークが得意なことで知られるクリスも「いつでもどこでも歌って踊ってるよ。自分でも気が付かないうちに口ずさんでいたり、リズムを取っていたりするんだ。僕のパブリシストはそんな僕にイラッとしてるはずだよ(笑)。僕はありのままの自分が好きだし、見知らぬ人に話しかけることに抵抗がないんだ。僕は自分を人見知りだと思ったこともないね」と、ピーターと共通する部分があるようだ。
ガーディアンズのメンバーには、仲間思いの暗殺者ガモーラや毒舌アライグマのロケット、怒ると危険な樹木型ヒューマノイドのベビー・グルートなど個性的なキャラクターが数多く登場する。本作から、触れただけで感情が分かるマンティスや、ガモーラの妹で愛され願望の強いネビュラなどが銀河を救う旅の仲間入りを果たす。これほど個性が強いキャラクターが多く登場する映画は滅多にないが、クリスは「今作に関して特に思うのが、誰か一人をメインに描いているのではなく、キャラクター全員が平等に描かれているということ。誰もが愛さずにはいられないベビー・グルートも重要な役どころではあるけれど、マンティスやネビュラなど他のガーディアンズにもフォーカスし、それぞれがバランスよく描かれている。そういう部分を僕は誇りに思うよ」と、自身が演じる役柄だけでなく、他のメンバー達も本作で重要なメンバーであることに満足している様子だ。ガーディアンズ達は2018年公開予定の『アベンジャーズ』シリーズ第3弾『アベンジャーズ/インフィニティー・ウォー(原題)』に登場することも決まっている。
Text: Mariko Ikitake
Photo: Yuma Totsuka
◎公開情報
『ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー:リミックス』
公開中
監督:ジェームズ・ガン
出演:クリス・プラット、ゾーイ・サルダナ、デイヴ・バウティスタほか
配給:ウォルト・ディズニー・スタジオ・ジャパン