【米ビルボード・シングル・チャート】ジャスティン・ビーバー2週連続1位に、元カノのセレーナ・ゴメスは5位に急上昇
【米ビルボード・シングル・チャート】ジャスティン・ビーバー2週連続1位に、元カノのセレーナ・ゴメスは5位に急上昇
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 ジャスティン・ビーバーの「ソーリー」が、通算2週目のNo.1獲得を果たした、今週の米ビルボード・シングル・チャート。


 先週、アデルの「ハロー」を遂に破り、トップに躍り出たジャスティン・ビーバーの「ソーリー」。先立って首位を獲得したUKに続き、アメリカ、カナダ、デンマーク、ニュージランド、アイルランドでも首位を獲得し、前曲「ホワット・ドゥ・ユー・ミーン?」を超えるヒットになるのでは、と予想されている。


 すでに8週間の2位をマークした「ソーリー」、ここから何週の首位をキープできるかにもよるが、ロングヒットに至れば、年間チャートの上位ランクインも期待できるだろう。また、アルバム『パーパス』より3rdシングルとしてカットされた「ラブ・ユアセルフ」も依然と強く、3位に停滞中。「ソーリー」が勢いを落としてきた頃、ポイントを伸ばせば、自身3曲目、3曲連続のNo.1獲得も期待できるかもしれない。


 ジャスティンとの復縁が何度か囁かれている、セレーナ・ゴメスの「セイム・オールド・ラヴ」は、人気ラッパーのフェティ・ワップをゲストに迎えたリミックスを発売したことで、セールス、ストリーミング・ポイント共に上昇し、5位に再浮上。視聴回数も1週間で150万回を突破している。


 ジャスティンやセレーナもそうだが、今、最も首位獲得が期待されるのが、トゥエンティ・ワン・パイロッツの「ストレスド・アウト」だ。先週5位まで上昇し、今週はさらにポイントを伸ばしてワンランクアップの4位まで到達。ビデオの視聴回数は5400万回を記録し、オルタナティブ・チャート、ロック・チャートでは、首位をマークした。ロックに留まらず、ラップを絡めるヒップ・ホップ調のトラックが、ブラック・ミュージック・ファンにも受けが良く、幅広い層に支持されたのも、ヒットの要因だろう。ジャスティンの「ラブ・ユアセルフ」を飛び越して、次はこの曲がNo.1となる可能性も、高いといえる。


 今週のアルバム・チャートで初の首位を獲得した、デヴィット・ボウイの遺作『★』(ブラックスター)から、先行シングル「ラザルス」が40位に、タイトル曲が78位に初登場した。また、1969年の大ヒット曲「スペイス・オディティ」(全米15位、UK1位)が、42位に、クイーンとコラボした「アンダー・プレッシャー」(1981年全米29位、UK1位)が45位にリエントリーを果たしている。追悼の意を込めてエアプレイなどが急上昇し、次週以降も過去の名曲がランクインを果たすことが予想される。


 次週は、今週11位まで上昇した、ザ・チェインスモーカーズの「ローゼズ」や、ブライソン・ティラーの「ドント」(13位)、ザ・ウィークエンドの「イン・ザ・ナイト」(15位)、先週の19位から29位へ一気にジャンプした、ジー・イージーとベベ・レクによる「ミー、マイセルフ・アンド・アイ」が、TOP10入りに拍車をかける。


 間もなくリリースされるであろう、リアーナの新作『アンチ』からの先行シングルや、本作のプロデュースを務めたカニエ・ウェストの新曲、元彼であるドレイクの新作トラックも、ランクインしてくるだろう。リアーナとロマンスが囁かれている、トラヴィス・スコットの「アンチドート」は、今週ポイントを伸ばし、17位)まで上昇している。


Text: 本家 一成


※関連リンク先の米ビルボード・チャートの掲載は、20日22時以降となります。