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平成最後の日を迎え、あす5月1日からは令和がスタート。あすも日本の南に前線がのびるため、雨の降る所が多い見込みです。ところで、あす令和初日の予想天気図ですが、平成初日の天気図と比べてみると、それぞれ季節が違うにも関わらず、偶然にも似たような天気図となっています。

似ている 平成と令和の初日の天気図

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平成の初日となった1989年1月8日午前9時の天気図と、令和の初日となる5月1日午前9時の予想天気図。2つの天気図を比べると、似たような気圧配置となっているように見えます。それぞれの季節は冬と春。約4か月、季節1つ分ずれているものの、偶然にも一致したような気圧配置となりそうです。

平成初日の天気図 南岸低気圧型

平成初日となった1989年1月8日午前9時の天気図をみてみると、この日の日本付近は冬型の気圧配置が緩み、いわゆる「南岸低気圧」が接近。この低気圧に伴う前線が本州の南岸にのびました。平成のスタートは広い範囲で雨となり、東京では40日ぶりに1ミリ以上の雨を観測しました。また、日本の東をみると、冬であるにもかかわらず優勢な高気圧が居座っていました。

令和初日の予想天気図 南岸低気圧型

一方、令和初日となる、あす5月1日午前9時の予想天気図をみてみましょう。本州の南岸に前線がのび、広い範囲で雨が降る見込みです。平成と同様に、令和も雨のスタートとなる所が多いでしょう。また、日本の東には高気圧が位置する予想となっており、偶然にも平成初日と似たような気圧配置となりそうです。東京などでは、平成は雨で始まり雨で終わることになりそうですが、その雨のバトンを令和も引き継ぐことになりそうです。