12月16日にアイドリング!!!卒業後初のシングル『SHUT YOUR MOUTH!!!!!!』をリリースしたばかりの横山ルリカ。先日、お台場ヴィーナスフォート教会広場にて同作のリリースイベントを開催した。
<底辺から這い上がったアイドリング!!!時代~アーティストの高みへ>
アイドリング!!!時代も本人いわく「入った当初は多分一番人気がなかったと思います」底辺から「ライブだったら番組のときよりは輝けるなって思っていたので歌やダンス、目線も含めて頑張ったり、握手会でもファンの方の名前を覚えようと努力したり……そういうことの積み重ねでやっと「グループの中心」とまで言ってもらえるところまで辿り着けました」と必死に這い上がってきた横山ルリカだが、今度はアーティストとして本格的に高みを目指す事に(詳しくは特集インタビュー(http://bit.ly/1YHFXlj)にて)。
また、ヒャダインこと前山田健一プロデュースの新曲は、90'sハウスを基調としたヒャダインにとっても新境地となるナンバーで、横山ルリカも複雑なコーラスやフェイク、笑い声などすべて1人の声でボーカルワークを構築。過去最大にクリエイティビティを発揮して、アーティストやボーカリストとしての横山ルリカの魅力をイントロダクションから爆発させている。
<「カラオケでもぜひ皆さん歌ってください!」笑い起きる場面も>
この日のイベントでは、その歌唱難易度Sクラスの新曲「SHUT YOUR MOUTH!!!!!!」を生歌でも見事に歌い切り、艶やかでパワフルなハイトーンボイスで会場に集まったオーディエンスを圧倒。「私は今年の10月31日までアイドリング!!!のメンバーとして活動しつつソロの活動もしていたんですけれども、卒業して今回初めてのニューシングルをリリースさせて頂いて、アイドルというイメージから女性ボーカリストのイメージを付けていってほしいという意味を込めてヒャダインさんが作って下さったので、本当に歌い回しとか難しいんですけど、すごく楽しいです。カラオケでもぜひ皆さん歌ってください!」とファンに振ると、「無理無理」と笑いが起きる場面もあった。
それほど歌うことが難解と思われる曲を笑顔で嬉々として歌い上げていた彼女。今後この曲を公の場で歌い続けることで「アイドルというイメージから女性ボーカリストのイメージを付けていってほしい」という想いは結実することだろう。
<「ヴィーナスフォートで歌えるのをすごく楽しみにしてました」>
また、この日は『SHUT YOUR MOUTH!!!!!!』のカップリング曲「プレゼント」も披露。「このヴィーナスフォートさんで歌えるのを私はすごく楽しみにしてました。アイドリング!!!でもお世話になったステージなんですけれども、ヴィーナスフォートさんはイルミネーションもすごくキレイで、この曲がすごくピッタリなんじゃないかなと思いますし、教会広場ということでより幸せな感じが溢れるんじゃないかなと思います」 この曲は横山ルリカ自身が作詞したナンバーで、前述のインタビューで「本当にイルミネーションがたくさんある会場で歌いたいですね。そこに偶然通りかかった人も温かい気持ちになれる曲だと思うので」と語っていた通り、その場に居合わせた人々をハートウォーミングなムードに包み込んでみせた。
ボーカリストとしても作詞家としても凄まじい速度で成長し続ける横山ルリカ。アイドリング!!!時代からのファンはもちろん、まだ彼女の音楽に触れたことがない人も、今後の彼女の動向にぜひ注目してほしい。
取材(テキスト&撮影):平賀哲雄