2012年にスクリレックスのレーベル、OWSLAからリリースしたEP『Days to Come』で注目を浴びたセブン・ライオンズ(Seven Lions)が、魅惑的な新曲「Falling Away」を公開した。

 サンタバーバラ出身のセブン・ライオンズ(本名ジェフ・モンタルヴォ)は、メロディアスなダブステップを前進させ、よく真似されるもののそれに匹敵するようなものはない、極めて優美なメロディーやみずみずしさ、幾重にも重ねられたシンセを特徴とするものだった。彼のサウンドは、昨年リリースの素晴らしいEP『Worlds Apart』や3月のEP『The Throes of Winter』にて、ハウスの要素やアレンジを取り入れることで発展し続けていた。

 4つ打ちの代わりにブロークンビートを再び導入した「Falling Away」は、セブン・ライオンズ作品らしいソングライティングの感性と細部まで注意が行き届いた品のある仕上がりの1曲だ。また、優しく語りかける声から盛り上りをみせるカナダ人シンガー、ライツ(Lights)の歌は、同曲の持つ聴覚的タペストリーに見事に溶け込んでいる。セブン・ライオンズがエンジニアとして鋭い耳を持っている証拠だろう。

 ライツをフィーチャーした「Falling Away」は、8月13日に米ビルボードが独占公開した。同曲はCasablanca Recordsから今年後半にリリースされるニューEPに先がけた、シングル・シリーズの第一弾で、iTunesやApple Musicなどで14日にリリースされる。


◎Seven Lions - Falling Away Feat. Lights (Casablanca Records)
https://www.youtube.com/watch?v=EKqHnwKlLNE

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