週末にかけては、全国的に雨が降り、風も強まる恐れ。桜が見頃の所は、早めのお花見がおススメです。
この記事の写真をすべて見る穏やかな天気は 長続きせず
4日は、全国的に穏やかで、福岡でや松江では、今年初めて最高気温が20度を超えるなど、春を実感できる陽気になりました。大分でソメイヨシノが開花し、水戸でツバメが飛ぶ姿が初めて観測され、福井でモンシロチョウが飛ぶ姿が初めて観測され、長野ではタンポポが咲き始めました。
ただ、穏やかな天気は、週末まで続きません。週末にかけては、天気はゆっくり下り坂へ向かうでしょう。
7日金曜 西日本 雨脚強まる所も
7日は「新年度に入って初めての金曜日」ということで、お花見や新入社員歓迎会など、イベントを計画されている方も大勢いらっしゃるかと思いますが、傘の必要な所が増えそうです。
雨の降る地域は、大きく分けて2つ。1つは「北海道から北陸」、もう1つは「近畿から九州」です。特に「近畿から九州」は、雨のもとになる『暖かく湿った空気』が流れ込みやすくなるでしょう。雨脚が強まる恐れがありますので、注意が必要です。
さらに、「北海道から北陸」では、雨だけでなく、気温が平年より高めです。雪解けが進んで、ナダレの危険性が高まりますので、積雪の多い所では、十分お気を付け下さい。
ただ、気温が高いと、東北や北陸でも桜の開花が進むでしょう。桜の花が咲く頃の雨を「桜雨(さくらあめ)」と言います。まだ、つぼみの桜も、雨や温かさにうながされて、少しずつ咲き進みそうです。
8日土曜 北日本 風が強まる
8日も、全国的に曇りや雨でしょう。東京や仙台は曇りマークだけですが、前線が通過するタイミングがずれると、曇りマークだけの所も、雨が降る可能性があります。
また、北海道を中心に、風の強まる所もあるでしょう。傘があおられてしまったり、横風によって車のハンドルがとられる心配もありますので、ご注意下さい。
9日日曜 東京も傘マーク 「花散らしの雨」の前にお花見を
9日は、雨の降る所が増えるでしょう。関東から北の太平洋側も、お出かけに雨具が必要になりそうです。関東南部の沿岸部を中心に、風が強まるでしょう。街路樹が揺れたり、風に向かって歩きにくくなるくらいの風が吹く恐れもあります。
東京では2日に桜(ソメイヨシノ)が満開を迎え、満開から1週間というタイミングなので、すでに見頃を迎えている桜は、散り急いでしまうかもしれません。お花見は、雨や風が強まる「週末より前」が、おススメです。
お出かけやお花見は、最新の予報で、気温や雨の降りだしの時間を、確認して下さい。