世界中で大ヒット!ファレルの「ハッピー」が、10週目のNo.1をむかえた、5月10日HOT100チャート。
映画の話題性や、24時間のPVなど、ヒット要因はあったものの、まさか10週のNo.1をむかえるとは、自他共に予想もしなかっただろう。これまでと違うのは、フューチャリング・アーティストではなく、他者にプロデュースした楽曲でもなく、ファレル自身のオリジナル・トラックであること。とにかく強い!この「ハッピー」のヒットがアルバムにも反映し、『ガール』は先週の7位から、ふたたび4位へ。そして、アルバムから2ndシングルとしてカットされた、「マリリン・モンロー」のビデオも完成し、次週以降、チャートにも登場してくることが予想される。「ハッピー」に続く、TOP10入りなるか!?
先週の4位から、再び3位にTOP3入りした、ケイティ・ペリーの「ダーク・ホース」に続いて、アルバム『プリズム』(今週18位)から、4thシングルとしてカットされた、「バースデー」が、先週の83位から37位にジャンプアップした。デジタル・セールスに次いで、ビデオが公開されたことで、ストリーミング回数が上昇し、大きく順位を伸ばした。もはや、シングルはTOP10入りしないことはない、といえるほど、チャートの女王として君臨するケイティだけに、この「バースデー」もキャッチーなサウンド含め、TOP10入りは間違いないだろうと予想される。
新たにTOP10入りを果たしたのが、7位のイギー・アザレア。2012年にデビューした、オーストラリア出身の23歳で、EDMにラップを絡めたスタイルがクールな、デフジャム傘下らしい女性ラッパー。4月21日にリリースされた2ndアルバム『ザ・ニュークラシック』(今週3位)からの先行シングルであるこの「ファンシー」は、昨年「アイ・ラブ・イット」をアイコナポップと大ヒットさせた、チャーリー・XCXをゲストに迎えたフロアライクなサウンドで、イギー・アザレアにとっては初、チャーリー・XCXは2曲目のTOP10入りとなった。
今週の初登場一番人気曲は、75位にデビューした、アヴリル・ラヴィーンの「ハローキティ」。PVが渋谷、原宿で撮影されたことが日本でも話題を呼んでいるが、そのビデオの再生回数が最大のポイントとなり、今週最も高い順位でのデビューとなった。また、アルバム『オネスト』が今週2位にデビューしたフューチャーは、46位にファレルをゲストにむかえた「ムーヴ・ザット・ドープ」、100位にカニエ・ウェスト参加の「アイ・ウォン」を送り込んでいる。