ホリデーシーズンを終えて一気に混戦モードとなった洋楽チャートを制したのは、アイスランド出身、弱冠21歳のシンガー・ソングライター アウスゲイルによる「キング・アンド・クロス」だ。あのビョークも所属するレーベル「ONE LITTLE INDIAN」からリリースしたデビュー・アルバムが、なんとアイスランド全人口の10パーセントにあたる爆発的なセールスを記録し、2013年のアイスランド音楽賞4部門受賞、破格のニューカマーのアウスゲイル。同曲収録の日本デビュー盤『イン・ザ・サイレンス』の1月29日発売、そして2月に行なわれる【Hostess Club Weekender】出演にむけての来日を前に、早くもチャートに初登場、しかもいきなりNo.1獲得という快挙を成し遂げ、まさに“破格の新人”たる貫録をみせつけてくれた。アイスランドに続き、ここ日本でもカリスマ的人気を誇るビョークに続く存在となるか、今後の飛躍に期待がかかる。
2位に続いたのは新年早々プロモーション来日を果たし、そのキュートなルックスと“ネクスト・マライア”との呼び声も高い絶対的歌唱力で日本のファンを魅了したアリアナ・グランデ「ベイビー・アイ」。2月5日発売のデビューアルバム『ユアーズ・トゥルーリ―』のリリースを前に、来日時のメディア露出が功を奏し、こちらもチャート初登場ながら一気に首位王手まで登りつめている。3位には「ティンバー feat. ケシャ」が先週の13位から、これまでの最高位(4位)を上回り再チャートイン。“パーティー・アニマル”な二者がタッグを組んだ同曲は、昨年11月発売(国内12月)のピットブルのアルバム収録ナンバーながら、年をまたいでロングヒットを記録。ついに先週、全米では4連続No.1の座を守ってきた“最強”タッグ=エミネム&リアーナの「ザ・モンスター」から首位奪取に成功した。登場13週目にして、ようやく全米を制した、彼らの勢いがそのまま日本にも上陸したようだ。