マスクと同様テレビ番組のアクリル板は、どの現場でも話題になっています。収録してきたラジオ番組のウラでも話題に上がっていた。結局、アクリル板の設置は各放送局の方針なんですよね。その辺もどこかで決めていかなければならないんだけど、「アクリル板は撤去します」って、誰か責任を取らなければならない人がいますよね。放送局も一企業だから、その企業の誰かが判断しなければならない。
飲食店のアクリル板もそうですよね。その都度、消毒しなければならないはずだと思うけど、言ったら悪いけど料理の汁とか飛び散っているアクリル板とかあるじゃないですか。テレビのスタジオのアクリル板も汚ねぇのとかあるし(笑)。
マスク外す、外さないで思い出したのは、以前、テレビ番組ご一緒した同調圧力を研究している先生のお話。エスカレーターって東京は左側に立ち、大阪は右側に立ちますよね。その先生によると、大阪は右側、東京は左側は空気感でなんとなく決まったことなんですって。本来のエスカレーターの乗り方はベルトを握り、1人1つのステップに乗るんだそうです。でも、真ん中で動かないで乗っていると「どけよ」とか言われかねない。
いつの間にかそんなルールみたいになって、東京は左、大阪は右となったのはただの空気感。日本人って、そういった空気感で色々なことが決まっていくという話をされていました。世の中にはびこる同調圧力とは、そうした空気感なんだと。そのエスカレーターの話を思い出して、マスクを着ける、外すという行動にも、このエスカレーターの話と似たところが出てきているのかなと思った。
エスカレーターはこの先も大阪は右で東京は左と、しみついてしまった空気感ですよね。だから、マスクはみんなで考えていくというか、着マスクも脱マスクも両方の意見は尊重はしないといけないと思うんですよ。僕は、脱マスク派でも着マスク派でもないけど、個人的には息苦しさがイヤだから、国の方針の混雑した電車ではマスク着用推奨などには従いながら外します。
■カンニング竹山/1971年、福岡県生まれ。オンラインサロン「竹山報道局」は、2021年4月1日から手作り配信局「TAKEFLIX」にリニューアル。ネットでCAMPFIRE を検索→CAMPFIREページ内でカンニング竹山を検索→カンニング竹山オンラインサロン限定番組竹山報道局から会員登録