九州南部と東北で大雨のおそれがあります。27日は、記録的な大雨となっている九州南部では雨の量がさらに増えるでしょう。東北は雨風ともに強まりそうです。
この記事の写真をすべて見る九州南部 土砂災害に厳重に警戒
梅雨前線は南に下がり、九州南部にかかる見込みです。前線の活動は活発で、27日朝まで局地的に雷を伴って滝のような雨の降るおそれがあります。竜巻などの突風にも注意が必要です。夕方には雨はやむ見込みです。
九州南部では記録的な大雨になっている所もあり、地盤が非常に緩んでいます。雨が弱まっても土砂災害に警戒が必要です。
【がけ崩れや山崩れの前兆は?】
斜面にひびが入る、ぱらぱらと小石が落ちる音がする、がけから水が噴き出す、地鳴りがする、といった現象が起きることがあります。
斜面の様子に気を付けてお過ごしください。
東北 荒れた天気に
東北は、太平洋を進む低気圧と、発達する日本海の低気圧に挟まれて、荒れた天気になりそうです。
日本海側は、強風と高い波に注意してください。
48年ぶりに最も遅い梅雨入りとなった東北南部は梅雨の大雨となるでしょう。雨の少ない状態が続く東北北部も梅雨入り間近です。
風が強く、傘を差しても濡れるくらいの雨になるでしょう。お出掛けの際はレインコートが活躍しそうです。27日夕方以降は局地的にバケツをひっくり返したような雨になるでしょう。
大雨や川の増水に警戒し、低い土地の浸水に注意してください。車を運転する際は、雨が激しくなったら冠水しそうな道路を避けるなど、雨の降り方にお気を付けください。
日本海の低気圧は、ゆっくり進む見込みです。28日日曜日にかけて雨の量が増えるでしょう。