4日(土)は低気圧が東へ離れ、強い風は次第に弱まるでしょう。北日本は晴れますが、前線が本州の南岸に停滞するため、東・西日本はすっきりしない空模様が続く見込みです。
この記事の写真をすべて見る◆発達中の低気圧は東の海上へ
3日(金)に全国的に雨と強風をもたらせた低気圧は4日(土)の朝には千島近海へと進むでしょう。
4日(土)にかけて、次第に強い南風は弱まってくる見込みです。
ただ、北海道と東北地方では朝まで沿岸部を中心に非常に強い風の吹く所があります。
暴風と、海上では高波に対して、引き続き警戒してください。
◆北は太陽 東と西は雲が主役
高気圧に覆われる北海道と東北地方は日中はおおむね晴れる見込みです。
北陸も雲は多めですが、晴れ間があるでしょう。
一方、本州の南岸に停滞する前線の影響で
関東や東海、近畿から九州にかけては雲の多い空模様になる見込みです。
前線に近い沿岸部ほど、雨の降りやすい空模様になるでしょう。
ただ、緯度1度が実際の距離にして約110kmに相当するため、
天気図上で、前線の位置が少しでも北や南にずれただけでも天気はガラリと変わる可能性もあります。
お出かけの際は、最新の予報を見てから外出するようにしてください。
前線の南側に位置する沖縄は一日を通して晴れる見込みですが
台風4号からのうねり(高波)には要注意です。
◆季節外れの暑さは和らぐ
3日(金)は強い南風が吹いたため、東北や北陸では所々で25度以上の夏日になった所がありました。
富山県の泊(トマリ)では昼前には27度7分まで上がり、これは7月中旬並みの気温です。
4日(土)は各地、前線の北側に入りますので、3日(金)ほど気温は高くならない見込みです。
それでもこの時期としては高めの所が多いでしょう。
雪が多く残る地域では雪融けが進みますので、なだれや融雪による洪水などに注意が必要です。