17日(水)は、低気圧が北海道付近で台風並みに発達する見込みです。特に、北海道では雪を伴って猛烈な風の吹く所があるでしょう。屋外での行動は極めて危険です。
この記事の写真をすべて見る低気圧が日本付近を発達しながら進んでいます。衛星画像を見ると低気圧の西側にある東シナ海や日本海にはスジ状の雲が広がっており、寒気が流れ込んでいるのがわかります。一方、北海道では、すでに最大瞬間風速が30メートル以上となっている所があります。また、吹雪のため通行止めになっている道路もでています。
17日(水)は低気圧が北海道付近で発達し、朝9時には948hPaまで気圧が下がる見込みです。北海道では雪を伴い、猛烈な風となりそうです。予想される最大瞬間風速は50メートルで、走行中のトラックが横転するくらいです。また、多くの樹木が倒れ、電柱や街灯でも倒れるものがでてくるくらいの風です。屋外での行動は極めて危険です。不要・不急の外出はできるだけ控えたほうがよいでしょう。また、湿った雪が降りますので、雪の重みで電線が切れ、停電になるおそれもあります。
北海道以外でも風が強まります。
【17日にかけて予想される最大瞬間風速】
東北地方、北陸地方 40メートル
関東甲信地方、東海地方、四国地方、山陰地方 35メートル
近畿地方、九州北部地方、九州南部地方 30メートル
また、日本海側では広く大雪に警戒が必要です。太平洋側でも雪の積もる所があるでしょう。
【17日18時までの24時間に予想される雪の降る量】
いずれも多いところで
北陸地方 100センチ
北海道地方 80センチ
関東甲信地方 70センチ
東北地方、東海地方、中国地方 60センチ
近畿地方北部 50センチ
九州北部地方、西日本太平洋側 10センチから30センチ
波も高くなり、北日本と北陸地方では猛烈なしけとなる見込みです。
18日(木)も日本付近は冬型の気圧配置が続きます。全国的に風が強く吹き、北日本と北陸地方では猛烈なしけが続くでしょう。また、日本海側を中心に引き続き大雪に警戒が必要です。