※写真はイメージ(gettyimages)
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 友達とは違う。かと言って、ただのビジネスパートナーでもない。自分の夢を叶えるために、まずグループのことを考える。組織と個人の幸福を同時に満たす彼らの真骨頂は、「人を巻き込んで盛り上げること」だ。AERA 2019年9月23日号から。

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 二つの「初」の称号を携えて、今月、ジャニーズWESTはフジテレビ系「ワールドカップバレー2019」の大会スペシャルサポーターを務める。

 初めてのことの一つは、関東ではなく関西出身のグループであること。もう一つは、デビュー後5年が経ったグループであること。

藤井流星(以下、藤井):びっくりしましたね。これまでのグループは、デビューと同時にサポーターを務めていたので、まさか6年目で任せてもらえるとは。

小瀧望(以下、小瀧):正直、不安や戸惑いもあります。でも、会場を巻き込んで盛り上げるというのは、今まで僕らがライブでいちばん意識してやってきたことでもある。

重岡大毅(以下、重岡):スポーツを通じて全員が一つになる瞬間というのは確かにあると思うんやけど、今回は自分たちがその渦の中に入って盛り上げていきたいですね。

 フジテレビ系「ワールドカップバレー」のサポーターは、1995年のV6に始まり、嵐、NEWS、Hey! Say! JUMP、Sexy Zoneと続き、ジャニーズWESTで6代目となる。

中間淳太(以下、中間):僕たちはデビュー前に、結構長い下積み時代があった。ワールドカップバレーで、歴代のグループの後ろで踊ったり、旗を振ったりしてたんですよ。そのときはもちろん悔しい思いもあったし、いつか必ず表舞台に立ちたいと思っていました。

 念願叶い、14年4月にジャニーズWESTは「ええじゃないか」でCDデビュー。16年には、京セラドーム大阪でグループ初の単独ドーム公演もやり遂げた。現在は歌手活動のみならず、ドラマやバラエティー、情報番組にも出演するなど、個々がグループを飛び出して活躍する場も着実に増えている。

濱田崇裕(以下、濱田):個人とグループの仕事はやっぱり全然違う。最初、一人のときは不安でした。

神山智洋(以下、神山):僕は口数が多い方ではないので、メンバーといるときはついメンバーを頼りがち。でも一人で舞台やドラマの現場に行ったときは、先輩からいじってもらって、何とか面白い返しをしようと頑張ってます!(笑)

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