9月4日に開かれたジャニー喜多川さん(享年87)のお別れの会。会場は、ジャニーさんが数え切れないほどのライブをプロデュースした東京ドームだった。午前11時から行われた会には、多くの所属タレントも参列。ヒット曲やライブ映像が流れる中、ジャニーさんらしい華やかな会となった。
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近藤真彦さんや中居正広さん、岡本健一さんはじめ、たくさんの所属タレントたちに囲まれて、笑顔を見せるジャニー喜多川さん。お別れの会冒頭、見たことのない映像が流れはじめた。ジャニーさんの誕生祝いなのだろう。「ハッピーバースデー」と声を合わせる“子どもたち”に「人生の中で特に、今日は一番楽しい」と答えるジャニーさん。この映像を、そこにいた誰もが特別な思いで見つめていた。
東京ドームのアリーナに設けられた祭壇の中央には、ジャニーさんの写真。白い胡蝶蘭が周囲を埋め尽くし、写真の隣には、「最も多くのチャート1位獲得アーティストを生み出した」などとしてギネスに認定された際の認定証や、愛用の洋服などが飾られた。
東山紀之さんの声と思われるナレーションが、こう問いかける。
『YOU、やっちゃいなよ』
その一言で、人生が一瞬で変わる。
そんな経験をしたジャニーさんの子どもたちが、お客さんを笑顔にする。
そのお客さんの笑顔を力に変えて、ジャニーさんはまた新たなスターを生み出し、ショーは昭和、平成、令和と時代をつないできた。
人のために生きた人生。
ジャニーさん、あなたは幸せだったでしょうか。
僕たちは理想の子どもたちでいられたでしょうか。
さらに、所属タレントたちが一人ずつ、あるいはグループごとに、次々に「ジャニーさん、ありがとう」と呼びかける映像も流れた。多忙を極める仕事の合間に撮ったのだろう。衣装姿のタレントもいれば、“自撮り”だろうと思われる映像もあって、タレントたちの「何としてもジャニーさんに感謝の気持ちを伝えたい」という気持ちが伝わってきた。