東京五輪が間近にせまり、各地で高層マンションの建設が相次いでいる。「HARUMI FLAG(晴海フラッグ)」、「シティタワーズ東京ベイ」などが人気の都内湾岸エリア以外にも、全国各地で評価の高い高層マンションが注目されている。
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湾岸エリアのほか、内陸部の人気沿線の物件も多い。
リクルート住まいカンパニーの「住みたい沿線ランキング2018」の首都圏の1位はJR山手線だが、2位に入った東急東横線、3位のJR京浜東北線、4位のJR中央線でも、注目の物件がある。
最寄り駅が東急東横線日吉駅の「プラウドシティ日吉」。徒歩9分とやや遠いのが気になるが、教育施設、複合商業施設、地域貢献施設、高齢者向け住宅などを併設、開発エリア内で生活を完結できる都市型コンパクトシティを目指している。リタイア後も敷地内で充実した生活を送れるような仕掛けが多く、シニア層からも高い評価を得ている。
JR中央線の武蔵小金井駅の駅前でも、大規模な複合開発が進められている。26階建て、24階建てのツインタワーの「プラウドタワー武蔵小金井クロス」で、低層階には大規模な商業施設が誘致される。
人気沿線の駅前立地だけに、価格面では周辺相場よりは高めの設定になりそうだが、駅前立地の利便性などを考慮すれば、「富動産」になり得るマンションかもしれない。
さいたま市の「シントシティ」はJR京浜東北線のさいたま新都心駅から徒歩5分の総戸数約1400戸の大型物件。東京建物、住友不動産、野村不動産などの共同事業であり、埼玉県最大級のランドマークというのがキャッチフレーズになっている。
最近は、各種の住みたい街ランキングでも、「シントシティ」のある大宮エリアは人気急上昇だけに、将来性が期待できるかもしれない。
この物件のような「エリア1番物件」に損はないというのは、マンション専門家の見方だ。1番物件だと、街全体の開発もその物件を中心に進んでいくため、住んでいる間にもますます利便性がアップしていくことが期待できるからだ。