ネットにつながった「スマート何とか」と呼ばれるグッズの場合、ユーザーが増えればアプリなども充実して、さらに使いやすくなるのが世の常。iPhoneがいい例だ(撮影/写真部・小山幸佑)
ネットにつながった「スマート何とか」と呼ばれるグッズの場合、ユーザーが増えればアプリなども充実して、さらに使いやすくなるのが世の常。iPhoneがいい例だ(撮影/写真部・小山幸佑)
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スポーツウォッチ&活動量計売り上げランキング(AERA 2019年3月4日号より)
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 ランニングやゴルフなど、様々なスポーツをサポートしてくれるスポーツウォッチ。手元にあれば、運動から遠のいているライターもきっとやる気が起こるはず……というわけで、現在のスポーツウォッチの人気機種を調査した。

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 新しいシャープペンを買ったときは、授業のノート取りが好きになった。新しい掃除機が来たとたん、こまめに掃除をするようになった──。まあ、魔法が効いている時間は限定的だが、そんなふうにお道具には、人のモチベーションを上げる力があるらしい。ちなみに掃除嫌いの自分の家には、家族の人数の2倍にあたる4台の掃除機があったこともある。

 これがランニングなら、まずは凝りたいのが、シューズやウェアなど。それから今なら、走りをサポートしてくれる最先端のランニングウォッチが、「お部屋でぬくぬくしていよう」と囁く悪魔を振り払って、ランニングシューズの紐を結ばせてくれそうな気がする。

 たしかに皇居などのランニングコースを見てみると、腕につけた時計をいじりながら走っている人が多いこと。そもそもあれって、何やってるんですか? というわけで、またまたランニングからごぶさたしているお尻をスマートウォッチに叩いてもらおうと、まずは「ビックロ ビックカメラ新宿東口店」を訪ねてみることにした。

「スポーツウォッチ、とくに健康管理に繋がるスマートウォッチへのお客様の関心は非常に高まっておりますので、当社としても訴求に力を入れています」 と同社広報部も言うように、人で賑わうビックロ1階の、時計売り場でもなく、スポーツ用品売り場でもないけっこう大きなスペースに、ランニングウォッチなどのスマートウォッチ専門売り場ができていた。

 まずはスマートウォッチについておさらい。スマートウォッチというとiPhoneと連携して、かざすと駅の改札を通れるようになったり、健康管理をしてくれたりするアップルウォッチが有名だ。

 時計型の小さいスマホみたいなもので、自分の使いたいアプリを自由に入れて、機能のカスタマイズができる。それも仕事からエンターテインメント、支払いまで、広く対応するのがこの手の王道系スマートウォッチとなっている。 

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