「めちゃめちゃ寒くて大変で、これがYouTuberなんだなと思いました。ただ肉を食っていればいいんじゃなかった」
とSasukeさん。あごキングさんもこう分析する。
「やはり自分たちが頑張った動画は伸びるんです。ゆるいことをやっていても、見ていて面白くないですからね。やはりルールの中で苦しんでいる姿をみんな見たいんですよ」
最初のころは誤って撮影データを消してしまったこともある。沖縄の無人島を借りて24時間の大型企画を撮ったときは、途中でカメラが動かなくなり、探検や釣りをした8時間の映像を失って意気消沈。Sasukeさんは一人テントで過ごす夜に「何でだよー」と叫びまくった。
「YouTubeを見ている若い世代はテレビ離れが進んでいる。『めちゃ×2イケてるッ!』など、自分たちがテレビで見てきたバラエティー番組のような位置づけになれればいいなと思っています」(Sasukeさん)
(ライター・仲宇佐ゆり)
※AERA 2019年1月21日号より抜粋

