
『おしっこちょっぴりもれたろう』は、ヨシタケシンスケさんによる新作絵本だ。オリオン書房・ルミネ立川店の田邊水玲さんは、同著の魅力を次のように寄せる。
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ヨシタケシンスケ先生の本はいつも楽しく読ませていただいています。登場人物のちょっとした表情やしぐさ、そして屁理屈感がたまりません。いい年をした大人がニヤニヤしながら絵本を読みふける姿は、はたから見れば相当シュールだと自覚してはいますが、どうにも止められません。今回も見事にやられました。
今回のヨシタケ本のテーマはタイトルそのものズバリ。ちょっぴりもれちゃう男の子の切ない気持ちと、子どもたちにありがちで大真面目(!)な悩みがたくさん詰まっています。〈そらはこんなにあおいのに、うみはこんなにひろいのに〉、子どもたちの悩みは大真面目なのについ笑い、最後におじいちゃんの登場でまたしても笑ってしまう私は悪い大人でしょうか……。世の悩める「親」「子」の皆さま、これを読んだ後は、きっと気持ちが軽くなっていますから!
※AERA 2018年7月16日号
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