先日、福島みずほ議員を通して文部科学省の方々に「全医大の入試状況を調査してほしい」「聖マリへの厳しい対応をしてほしい」と要望する機会があった。現段階で聖マリは自らの不正を認めていない(第三者委員会による客観的証拠があるというのに)。文科省によると、不正を認めた大学に対しては助成金カットなどの処置はするが、不正を認めないグレーな状況では、対応が難しいというのである。つまり「やりました」と言った者は罪に問えるが「故意ではない」と主張し続ける者の責任は問われないということだ。
コネクティングルーム。外からは二つの独立した部屋に見えて、中はドア一枚でつながっている。見えないと思って好き放題につながり、やりたい放題な人たちが今の社会を卑猥な力で壊している。国会の場で語られる言葉から、真実が消えた。それを率先してやってきた安倍さんの罪は、とても重いのだと改めて思う。
※週刊朝日 2020年2月28日号