ニュースの中に登場する人物やワードは、時に想像以上の流行現象を産むことがあります。たとえそれが悲惨で悪質な事件だったとしても。そしてそれにドキドキしてしまう子供の無邪気さというのは、決して否定するべきものではないと思います。そうやって人は、この世の闇を学んでいく。だからこそワードセンスは大事にしないと。「タマネギ男」にいったいどんな闇や趣(おもむき)を感じろというのか?せめて韓国では「タマネギ」が何かの隠語であるとか?とは言え、私のこの連載もハッシュタグ的要素などほとんどない回りくどい文章ですが、それでも人や事象の奥行きや行間を照らせるようなものであればいいなと思いながら書いています。この度それを一冊の本にまとめて頂いたので、よろしければ是非お手元に。『熱視線』(本体価格1400円)朝日新聞出版から発売中! よろしこ!

【週刊朝日編集部からのお知らせ】

いつも『アイドルを性(さが)せ!』をご愛読くださり、ありがとうございます。この連載は2016年5月から週刊朝日で始まりましたが、このたび書籍化して、単行本『熱視線』(本体価格1400円)として発売されました。連載の内容を大幅に加筆修正し、ミッツさんご自身が描いているアイドルの似顔絵(AERA dotでは未掲載)も収載しています。装丁にもこだわりました。毒と愛を込めて作った一冊です。ぜひ、紙の本でじっくり味わってお楽しみください!

週刊朝日  2019年9月20日号

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