放送作家でコラムニストの山田美保子氏が楽屋の流行(はや)りモノを紹介する。今回は、「吉野家」の「ライザップ牛サラダ」。
【写真】ダイエットの強い味方!ボリュームたっぷりの「ライザップ牛サラダ」がこちら
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タレント、俳優、歌手、文化人らのボディの“劇的ビフォー&アフター”を、おなじみのサウンドと共に公開する『RIZAP』のCM。最新版では、「ママザップ」と謳い、文字通り、ママになった井上和香さんがグラビアアイドル時代と変わらぬ見事な肢体で登場している。なんでも「小学校以来、初めて40キロ台になった」のだとか。言ってみたい台詞である(苦笑)。私は「ライザッパー」と呼ばせていただいているのだが、実は芸能界には、CM出演はしないものの、雑誌広告に出演したり、モニター的な役割を担ったりしている有名人がいらっしゃる。
たとえば大村崑さんは奥様と共に雑誌で『RIZAP』での体験を公開。「ジジザップ」「ババザップ」といったところだろうか。
でも、『RIZAP』のメソッドに心酔し、スタッフのアドバイスの下、目標に向かっている「隠れライザッパー」が、芸能界にはたくさんいるのである。
さらに、名前は出さないのだけれど、有名人夫や、有名人パパが、奥様や娘さんのために『RIZAP』に申し込むというパターンが増えつつあるという。
あれだけ多くの有名人が、キレイになったり、カッコよくなったり、そして健康になったりしているのをCMではなく、間近で見られる環境にある芸能人が「家族も」と思うのは当たり前のことかもしれない。
そんな「ライザッパー」は、“糖質タップリ”の「おにぎり弁当」がメインの局弁、ロケ弁に目をくれることはもちろん、ない。
代わりにマネージャーさんが走るのが『吉野家』。『RIZAP』が監修した公認商品「ライザップ牛サラダ」である。
牛丼の『吉野家』で、“ごはんナシ”のメニューがあることは、テレビの情報番組やニュースのグルメコーナーなどで知った方も多かろう。牛丼の具をサラダと共に愉しむ新感覚メニュー。
注文を受けてから盛り付ける、丼たっぷりの野菜サラダと、おなじみの牛丼の具に、半熟玉子がトッピングされた、一食300g超のボリュームたっぷりな一品。高たんぱく質、低糖質と、ダイエットの強い味方。しかも「ほんとに美味しい」と大評判なので差し入れとしても喜ばれている。よって、「ライザッパー」以外の共演者にも、いっきに広まり、やはりロケ弁を敬遠しがちな女子アナからも大人気だ。ツイッターでは「ライザップ吉野家ダイエット選手権」も展開されている。『吉野家』に入ったことがない女性も、ぜひ。
※週刊朝日 2019年9月6日号