しかし、外遊続きで首相は昭恵夫人と久々、夫婦水入らずでゆっくりできたようだ。

「安倍さんは、『外遊だと、昭恵がどうしているかわかるから安心』と呑気に言っていたそうです。自民党が安倍夫妻にもてあそばれている、そんな感じもしますよ。昭恵さんもあれだけ女性の権利を擁護していたのに、財務事務次官だった福田淳一氏のセクハラ問題には沈黙です。まあ、そんなもんですよ」(同前)

 昭恵夫人の笑顔の理由をどう見るか。昭恵夫人と今でも年賀状のやりとりのある聖心女子専門学校同級生は、こう好意的に見る。

「昭恵さんは森永製菓の創業者一族のご令嬢と、子どものころからわきまえて行動してましたから。今も立場をわきまえていらっしゃるのではないでしょうか」

 安倍夫妻の結婚のキューピッド役を務めた元山口新聞東京支局長の濱岡博司氏はこう語る。

「世間一般で言われているような、昭恵さんの暴走で森友問題が起きたという構図ではないと思います。昭恵さんは何でも晋ちゃんに報告していましたからね。昭恵さんには自分のせいではないという気持ちがあるから、あっけらかんと笑顔を見せているのでしょう。首相の母、洋子さんはそんな昭恵さんの楽天家ぶりを見て、寝込んだこともあるようです」(本誌 上田耕司)

※週刊朝日オンライン限定記事

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