妻:言ってたよね。ひと通り笑ってから、「ありがとうございます」ってティアラを受け取りました。

夫:その夜、びっくりするほど雨が降ったんだよね。二人でびしょ濡れだったけど、幸せすぎてどうでもよかった。

妻:雨も楽しくて。

夫:ようやく大好きって言い合える関係になれた日だったから、ハプニングも楽しかった。あとから写真を見たら、服はダサいし、髪形もヘンテコで、しかも歯に何かつまってたの(笑)。

■おとぎ話は大好きだけど現実の愛は信じてなかった

――付き合って半年で一緒に暮らし始め、2年間、愛を育んだ。そして、21歳でのプロポーズ。

夫:同棲して、まずぺこりんがブランドを立ち上げ、メディアの仕事も忙しくなって。2015年になると、僕もテレビ出演が増えて、ほとんど休みがなくなっちゃった。

妻:りゅうちぇるは、体を壊すほど。

夫:でも、どれだけ忙しくても、二人の時間を大事にできた。連絡もマメにとれていたから、ずっと一緒にいられる自信がついたんだよね。

妻:気持ちのすれ違いも一度もなかったしね。

夫:忙しさのあまり、ピリピリしちゃったり、自分を見失うことはあったんだけど、家に帰ったら、ぺこりんがいて本当の自分を思い出させてくれる。それで、「あ、結婚しよう」って思った。

妻:メディアで結婚について聞かれても、「僕たちのタイミングでします」と答えていたから、私はもう少し先だと思っていた。実は、二人でいる時も、結婚について話したことがなかった。

夫:ぺこりんにはサプライズにしたかったの。

妻:りゅうちぇるとの将来には不安は一切なかったけど、結婚はいつか、2年後くらいかな、くらいにしか思ってなかったんです。

夫:20歳の時には「この人と結婚する」と思っていたんだけど、いろんな大人が「早すぎる」と。ただ、そう言われて僕は「結婚する人は決まってるのに、何を待ってるんだろう?」と思った。お互いの両親や事務所、仲の良い友人はみんな賛成してくれたし。それで、16年12月にプロポーズしました。

妻:小さい頃から20歳で結婚、22歳で子どもを産みたいと思っていたから、私は計画通りかも。

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