4月からの新生活に備えて、住む場所を探している人が多いこの時期。例年恒例の「住みたい街ランキング」が2月28日発表された。総合1位は初めて横浜になった。調査ではシングル女性や男性に聞いた結果も発表している。みんなのあこがれの街は、どうなっているのか。
リクルート住まいカンパニーが運営する住宅情報サイト「SUUMO(スーモ)」が、住みたい街(駅)ランキング2018年関東版をまとめた。
ネットによるアンケートで、調査手法はこれまでと一部変えている。これまでトップは吉祥寺や恵比寿が争っていたが、今回は横浜だった。横浜駅はJRや私鉄の10路線が使え、都心にも30分以内で行けるなど利便性が高い。周辺には横浜高島屋や横浜ランドマークタワー、マークイズみなとみらいといったビルや商業施設も充実している。
おしゃれなイメージで若者らから支持される恵比寿や吉祥寺が2位、3位になった。
ほかに注目されるのは、大宮が前回の15位から9位に、柏が34位から21位など、郊外の主要駅で順位を上げているところが目立つこと。SUUMOの池本洋一編集長はこう指摘する。
「都心の街だけが上昇しているのではなく、郊外でもいくつかの極ができている。ショッピングモールなどが新しくできて、評価が上がるところも多い」
アンケートの結果から、未婚の女性や男性を抽出したランキングもある。女性ではおしゃれなイメージの中目黒がトップで、池袋、船橋と続く。男性は新宿がトップで、渋谷、東京と続き、飲食店が多い街や職場が近いところを重視していることがうかがえる。