「リンちゃんが行方不明になった後、学校がすぐに連絡網のスクールメールを流さなかったからです。近くの六実小や六実三小からはスクールメールが送られていた。それでおかしいという話になった。学校は『警察が外国人の犯行と言っている』からメールを出さなかったと説明しました。予断を持たせないようにということかもしれませんが、そんなことは理由になりません。もしかしたら渋谷が初動捜査を遅らせるため『外国人の犯行』という作り話をしていたのかと疑っている人もいます」
渋谷容疑者には突然キレるなど奇行も目立った。
近所の女性が語る。
「1年ほど前、突然強い雨が降ってきたので、渋谷のマンションのエントランスに入りました。雨宿りしていると、帰宅してきた渋谷にいきなり怒鳴られ、追い出されました」
県警に押収された渋谷容疑者の白いキャンピングカーは、駐車場にずっと止められたまま放置されていたという。近所に住む50代男性が呆れる。
「本当に汚い車で、レッカー移動しているところを見て、いよいよ廃車かと思ったら警察が押収したと知って驚きました」
近所の住民によれば、同様に自宅マンションのゴミ置き場も汚れ放題だった時期もあり、屋上にも無造作にゴミが置かれたままになっていたという。
こうした厄介な人物はいるものだ。渋谷容疑者の身勝手な振る舞いから、すぐさま残虐な犯罪行為を連想はできない。ただ、渋谷容疑者の子どもへの執着をうかがわせる指摘も聞かれた。
渋谷容疑者を知る人物がこう言って首をかしげる。
「保護者会の会長をするような人は地域にも関わろうとするものだ。ところが、渋谷は消防団や町会の集まりには一切出入りしない。子どもと接するときはノリが良くて明るいが、他の保護者が自分の関心と違う話をすると不機嫌になって攻撃する」
渋谷容疑者は、自宅マンションの屋上で子どもを集めてビニールプールで遊ばせていた。声をかけられた子どもは少なくないようだが、保護者の一人が語る。