──ポッドキャストという場を選んだ理由は?
スーさん:ポッドキャストがアメリカでどんどん盛り上がっているニュースを耳にしていたので、「日本でももう一回来るかな」という予感がありました。
ポッドキャストは著作権の関係で音楽を流すのは難しいんですけど、その代わり、時間を気にせずに自由に喋れます。その利点に興味があって、やってみたいなっていう。
堀井さん 私は最初、半信半疑。でも、スーさんに何度も何度も「これから大きいメディアになっていく」と聞かされて、「喋る機会があるなら、やってみようかな」という感じでした。蓋を開けてみたら、私たちの「OTS」がランキングの1位になったりしただけでなく、新しい番組も次々と始まって注目されるメディアに変わっていったんです。「やっぱりスーちゃんの先見の明ってすごい」と思っています。
スーさん:制作に関わってくれるTBSラジオのスタッフさんの協力もありがたかったです。
堀井さん:新しい場所をみんながチャレンジして作ってくれましたよね。
──「OTS」は離婚や失恋、閉経の話があれば、占いやお金の使い方、生き方の話もあり、お二人の縦横無尽なお喋りを聴いていると、約1時間の番組が短く感じます。
堀井さん:スーさんと「前回は真面目な話が多かったから、今回はくだけた話にしようか」と軽く確認することはありますけど、台本もペラッと1枚ある程度。とくにルールもなくて、部室で好きな人と集まって、ただ喋ってるみたいな感じです。すごいフリーゾーンですけど、配信が100回を超えても、収録を面白く感じる気持ちは変わらないです。
スーさん:友達とファミレスで喋ってるのと一緒です。皆さんも女友達と話すときは、同じなんじゃないかな。
堀井さん:私たち、収録後にファミレスで2時間くらい喋ることもあるんです。目の前に「週刊朝日」があったら、2日は喋っていられます(笑)。
■距離が近い魅力 人生の共有の場
──聴いていると、堀井さんが話題の流れを変えるきっかけを作ることが多いような気がします。