■2位:ラーメン二郎 ひばりヶ丘駅前店


 3位の三田本店に続き、二郎からランクイン。

「二郎というと店内に独特の緊張感が漂っていますが、こちらは夫婦で切り盛りしている店で、ライトユーザーでも入りやすい。他店の二郎と比べスープはクリーミーで、量も抑えめ。二郎初心者におすすめしたい店です」(井手隊長)

■1位:青島食堂 秋葉原店
 新潟五大ラーメンの一つ「生姜醤油ラーメン」の名店。東京初進出の店で、新潟県長岡市に本店を構える。

「昼のピーク時を外しても常に大行列ができている人気店です。一方で宣伝色が薄くメディアへの露出は少ないお店なので、1位という結果に驚いています。それでもファンは多く、大変美味しいお店なのは間違いなく、純粋な口コミ評価をくみ取っているのだとすれば納得です」(井手隊長)

■番外編 井手隊長の一押し:銀座 八五(7位)
 京都全日空ホテルの元総料理長が独立してオープンさせたお店。ラーメンの味の決め手であるカエシ(タレ)を使わず、ダシの旨味だけで仕上げる前代未聞の一杯で、先日発表になった「ミシュランガイド東京2020」で開店から1年にしてビブグルマンを獲得した。名古屋コーチンと鴨をメインに、昆布、椎茸、イタヤ貝、ドライトマトなど様々な食材の味を重ね、旨味を膨らませたスープは唯一無二の美味しさを放つ。

 上位にはいずれも有名店がランクインした。井手隊長は「純粋なファンの評価をくみ取れているのでは」と指摘する。

「二郎系のようなくせの強いラーメンはファンが多い一方でアンチも多い。批判的な意見がはじかれたことで上位にあがった印象です。そんななか、純粋にファンが多い店はしっかり上位に出てきている。1位の青島食堂秋葉原店には驚きましたが、納得もしています」

 井手隊長も舌を巻いたAIのランキング。ラインアップを見ているだけで、無性にラーメンが食べたくなってしまった。(AERA dot.編集部/井上啓太)