今週末、12/10から『仮面ライダー×仮面ライダー フォーゼ&オーズ MOVIE大戦MEGA MAX』が公開されます。
いよいよですね。
今年の夏は、『フォーゼ』の本篇を進行しながら映画の台本の執筆、それに『髑髏城の七人』の本番と、なかなか忙しい日々でした。
それにしても、8月後半に脱稿した脚本が、この12/10には公開するというのは、もの凄いスピードです。
考えてみたら、ほぼ同一スタッフで、戦隊とライダー、毎週二本のテレビを作った上で、年に4本の劇場用戦隊・ライダー映画を撮る。凄い作業量です。これも東映が自前の撮影所で、ずっと特撮物を作り続けている現場があってこそなのだなと思います。
先週『MOVIE大戦』の完成披露試写会があり、お客さんが入っている状態で初めて作品を観てきました。
とにかく94分、一気呵成に観られる作品になったと思います。
次から次にライダーが出てきて戦う。オーズとフォーゼのキャスト達は生身のアクションシーンもかなりあります。でも、坂本浩一監督らしく、ひとつひとつのアクションの見せ方にこだわりがあるので、アクションシーンが続いても飽きずに最後まで観られる。
アクション満載ですが、その中でキャラクターの感情の揺れもちゃんと描けていると思うのですが。
小さい子達の反応が見たかったのですが、席の都合でそれはよくわからなかったのが残念です。でもとりあえず、手応えは上々でした。
是非、劇場に足をお運び下さい。
『フォーゼ』といえば、このところ、脚本の打合せで頻繁に大泉学園の東映の撮影所に行っています。
向かいには東映アニメーションのスタジオもあるし、この界隈で『仮面ライダー』『スーパー戦隊』『プリキュア』『ワンピース』が作られていると思うと、もう子供の夢タウン大泉って感じですね。しかも撮影所に併設して、T・ジョイ大泉というシネコンもあるから、映画の産地直送ですよ。
前に、ちょうど撮影終わりだったのでしょうか、『ゴーカイジャー』のゴーカイシルバー役の青年が、撮影所の正門前で小さな男の子に握手を求められていたのを見かけたこともあります。
子供の時に、こんな場所で育ったら大変だなと思います。もう、ヒーローがウロウロしている町ですからね。自分だったら、もっと早くから「『戦隊』や『ライダー』を作りたい」と思うかもしれないなあなどと思いながら、打合せに通っています。
そう言えば、先日珍しく脚本打合せが早く終わったので、映画でも観るかと、大泉のT・ジョイで時間を見ると、ちょうどそろそろ終わるので早く行かなきゃと思っていた『電人ザボーガー』の上映時間がちょうどいい。これはよかったとロビーに上がっていくと、某アニメ作品の監督とバッタリ会ってしまいました。もちろん彼も『電人ザボーガー』狙い。40を越えたいいおじさんが二人、いそいそと『電人ザボーガー』を見る。そんなオヤジオタクの夢タウン、大泉でもあります。