心を許し合える友だちだったので、勉強するときも相手が気にならないで自分のペースが守れます。ほんとうに気心が知れた友だちだからこそ、二人で勉強できたのだと思います」(『受験物語』)

 文春砲となんとなく似たような光景である。

 さる弁護士は「心を許し合える友だち」だった。マンションやホテルで逢瀬を繰り返したのは、政策を勉強するための友だちとの“合宿”である。なるほど、もしかしたら「男女の関係はありません」なのかもしれない。だとしたら、政治家になっても「楽しかった」受験勉強感覚が抜けきれていない、ということだろう。

(文/教育ジャーナリスト・小林哲夫)

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小林哲夫
教育ジャーナリスト 小林哲夫

1995年より『大学ランキング』の編集者。『筑駒の研究』(河出新書)、『学校制服とは何か その歴史と思想』 (朝日新書)、『女子学生はどう闘ってきたのか』(サイゾー)、『旧制第一中学の面目』(NHK出版新書)、『東大合格高校盛衰史』(光文社新書)、『早慶MARCH大激変 「大学序列」の最前線』(朝日新書)など、教育・社会問題についての著書多数。

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