■警察官 13年ぶりのリングに挑戦 (2020年3月15日 福岡県)
福岡県警行橋署に勤務する35歳の巡査部長、橋本祐二さんはプロボクサーの顔も持つ。高校3年でプロテストに合格し、大学1年でデビュー。全日本新人王決定戦に挑むほどの選手だったが、就職とともに22歳で引退。ライセンスは失効していた。
その後、警察官になってから、プロボクサー復帰への思いが募るように。ライセンスを申請できるのは34歳まで。あと4カ月という2019年5月に妻を説得して以降、練習に励み、9月に審査に合格。13年ぶりにライセンスを再取得した。所属ジムの会長は「ブランク10年以上からの復帰は並大抵のことではない」と話す。
復帰後初試合の対戦相手は、昨年のライト級の全日本新人王。新型肺炎の流行の影響で3月の試合は延期になったが、橋本さんは、「ひるまず、前に出る」姿勢を日々の仕事に生かしていく決意だ。
ライセンスが失効する37歳まで、頑張ってほしい。
※月刊ジュニアエラ 2020年5月号より
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