■町のベンチに妖怪出現 (2020年9月15日 兵庫県)

 妖怪の町おこしで知られる兵庫県福崎町。2017年から観光客の周遊につながればと、希望する店などに町が「妖怪ベンチ」を置いている。現在は14基。

 交通量が多い道路沿いにあるファミリーマート福崎南インター店の入り口横には、人間より大きな「一反もめん」が堂々と座る。19年春、それまでこのベンチを置いていた店が閉店したため、同店に念願の妖怪ベンチが移転してきた。

 車からも目立ち、わざわざ立ち寄る客や、ツーショット写真を撮りにくる親子連れなどが増えており、店はその写真をびっしり貼ったボードを店内に飾っている。

 当初は「こわい」という声も上がったが、ベンチめぐりを楽しむ家族も多く、妖怪たちはそれぞれの場所で活躍中だ。

「妖怪の魔力」で店の売り上げも伸びるといいね。

■鳥取はマヨラー 松江はドレッシング好き? (2020年9月17日 鳥取県・島根県)

 総務省統計局の家計調査によると、1世帯当たりのマヨネーズ年間購入量の全国1位は鳥取市だった。同じ山陰でも松江市(島根県)は、マヨネーズでは40位と低いが、ドレッシングは全国1位だった。

 家計調査は全国9千世帯を対象に毎月行っている。2人以上の世帯を対象に、1世帯当たりの品目別年間支出金額と購入数量も調べており、都道府県庁所在市および政令指定都市52市について、2017~19年の平均値のランキングが20年3月に発表された。

 鳥取の食に詳しい植田英樹・鳥取情報文化研究所長は、ほかの品目購入などの傾向等も踏まえると、「鳥取市民は昭和的でスタンダードな味を好む一方、松江市民は新しもの好きのようです」と話した。

 地域によって好みの味が違うって、おもしろいね。

※月刊ジュニアエラ 2020年12月号より

ジュニアエラ 2020年 12 月号 [雑誌]

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AERA編集部
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