●子どもをほめるチャンス
「僕は、どんなに小さなことでも子どもを"ほめたい派"です。長い夏休みは、ほめるきっかけもたくさん見つけられますね。でも、子どもはうわべだけのほめ言葉をすぐに見抜くので、真剣勝負です」
●親子でラクするチャンス
「平日は、宿題など決まった量の勉強をこなさなくてはいけませんが、長期の休みは『この問題ができるなら、このページはやらなくてOK !』といった『ラクできる手法』を覚えるチャンスです!」
●子どもと関わるチャンス
「いっしょに出かける、ゲームをする、工作をする、おしゃべりする……。とにかく子どもと関わり、成長を感じることができるのが夏休み。僕は、子どもの勉強にも積極的に関わるようにしています」
●時間の感覚を身につけるチャンス
「ダラダラと過ごして終わった一日と、やらなくてはいけないことをがんばって済ませた一日。どちらが気持ちいいか、その違いを体感するのに夏休みは最適です。大人は見守る忍耐も必要ですが(笑)」
●勉強を習慣にするチャンス
「大人だって、仕事や家事に気持ちが乗らないときもありますよね。『毎日〇時間勉強する!』と決めなくても、まずは少しでも机に向かうところから。心に余裕がある夏休みなら『少しずつ』が試せます」
◎葉一
教育系YouTuber。2012年にYouTubeチャンネル「とある男が授業をしてみた」を開設。理解しやすい授業でチャンネル登録者数は150万人以上(2021年7月)。著書に『塾へ行かなくても成績が超アップ! 自宅学習の強化書』(フォレスト出版)『小学生の子がどんどん勉強するようになる親のすごい声かけ』(SBクリエイティブ)など。
(AERA with Kids編集部・三宅智佳)
※「AERA with Kids2021年夏号」より