教育系YouTuber葉一さんのポジティブ夏休み論　親子関係をよくする6つのチャンスがある

　授業動画が人気の教育系YouTuber葉一さんは、2児の父。夏休みは「親子で成長するチャンス」と話します。『AERA with Kids夏号』では、そんな葉一さんに話を聞きました。

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　教育系YouTuberとして、動画を通した学び「フリーラーニング」の確立に向けて、テレビ出演や執筆など活躍の場を広げている葉一さん。プライベートでは、小2と4歳の男の子のパパです。

「子どもとの毎日は、試行錯誤の繰り返しです。僕も、小学生の長男に勉強の習慣はもちろん、自分でいろいろなことを考えて行動できるようになってほしいと願っていますが……子どもはなかなか手ごわいですよね（笑）」（葉一さん）

　勉強習慣や時間管理など、子どもに定着させたいことはたくさんあるけれど、葉一さんも苦戦することがあると聞くと、「みんな同じなのかも」と少しほっとします。

「親御さんには、その試行錯誤を“楽しんでしまう”ことを提案します。僕は、思うようにいかないときは『次はどんな手でのせようかな』と、ゲームのような気持ちになるんです。うまくいかなくてイライラするより、おすすめですよ」

　夏休みは、3食作ったり、勉強のフォローをしたりと、大人は憂うつになることもありますが、葉一さんは夏休みをフルに活用しようと話します。

「平日は、子どもも忙しいし疲れていますが、夏休みなら、余裕をもって向き合えますよね。子どもは、『勉強を早く終えるとあとがラクなんだ』『自分でできるとうれしい！』といったことを実感すると、少しずつ自分から動くようになります。すると、結果的に大人もラクができる。夏休みは、そう仕向けるチャンスです。ポジティブに乗り切りましょう！」

　夏休みには以下のようなチャンスがたくさんあると言います。

●子どもが自分に合った勉強法を見つけるチャンス

「勉強時間や量、教科や教材の順序……。その子にとってやりやすい勉強法があります。夏休みは、その『お試し』が存分にできるので、たくさん練習をさせてあげたいですね」

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三宅智佳