お笑いコンビ「かが屋」の賀屋壮也さんは、「東京に出たい」という理由で東京学芸大学へ進学。しかし、教育実習での経験やアルバイト先での出会いが芸人として活躍する今をつくった。自分の道を見つける方法とは? 発売中の「国公立大学 by AERA2022」(朝日新聞出版)のインタビューで語った。

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 今年結成7年目の若手ながら、バラエティー番組やドラマ、ライブとさまざまな舞台で存在感を示すお笑いコンビ「かが屋」。人が日常の中で感じる気まずさや恥ずかしさ、違和感を丁寧に切り取ったコントで注目を集めている。

 コント中では教師役も演じる賀屋壮也さんだが、実は両親がともに教員という家庭に生まれ、自身も中学校と高校の社会科の教員免許を取得している。東京学芸大学に進学したのも教員を目指すためだったのかと思いきや、「正直言って大学は、東京に出たいという気持ちメインで選びました。親に負担をかけたくなかったので、国公立で、かつ自分の偏差値でもいけそうなところとして選んだのが、東京学芸大学と横浜国立大学だったんです」と話す。さらにこの2校は、大学入試センター試験(当時)の配点比率が高いこともポイントだった。

「ただ、横浜国立大学の2次試験は、対策が取りづらい問題が多かったんですよね。だったらなおさらセンター試験に比重を置いて戦うほうが、対策も講じやすいし勝算があるだろう、と」

 通っていた中高一貫校は、賀屋さんが入学した年から受験対策に力を入れ始めた。

「制服もボタンがついた学ランから、頭が良さそうなファスナー式の学ランに変わったんですよ(笑)。泊まりがけの勉強合宿もありました。同級生の多くは九州大学や大阪大学といった国立や、立命館、同志社など関西の難関私立を志望。周りに仲間がいたこともあって自然と勉強に身が入りました」

■前期日程の不合格で落胆 「浪人かも」と不安に

 お気に入りの勉強スペースは図書館。静かで集中しやすいだけでなく、「休憩時間に読むマンガコーナーの『幽遊白書』や『ブラック・ジャック』が楽しみで。というか、むしろそのために行ってましたね(笑)」。

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木下昌子
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