矢萩:本当にそうですね。あと一つ付け加えるとすれば、「偏差値が高い学校」の偏差値がずっと続くかどうかはわからない。偏差値は永遠ではない。上がる学校もあれば下がる学校もある。人気もそうだし、実績もそうだし。
安浪:偏差値が高いところにいけば安心、というのはサピックスに入れば御三家にいけると安心しているのと一緒ですよね。それとこれとは全く別です。
矢萩:合う学校というのは、やる気を出させてくれる学校。つまり、通っている本人がやる気になる学校。そう意味においても、お子さんやご家庭で主体的に選んだ学校がいい学校だと僕個人は思いますね。塾の情報を活用するにせよ、子どもとご家庭のことは、ご家庭がいちばん情報を持っている。だから、自分たちで決めて大丈夫だ、という自信を持って欲しいです。
(構成/教育エディター・江口祐子)
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