というわけで、再度見直しをして、長男・次男ともに勉強はやっぱりリビングへ戻ってきました。でも4年前とは違う! 兄たちが勉強している時間、三男はタブレットで知育動画やレゴの組み立て動画を見て過ごします。ときどき兄たちがのぞき込んだりはするけど、今がこれまででいちばん落ち着いているかもしれません。
年の差のある兄弟だとなかなか足並みをそろえることが難しかったけど、結局のところ、それぞれの学習内容や「集中する」「静かにする」などの目的ごとに時間や場所を使えるとよいのかもしれません……と、気づいたときには長男5年生(涙)。さすがに弟たちと同じ勉強時間というわけにはいかないので、なるべく早朝にまとまった時間をとったり、休日に集中させたいときは塾の自習室に行かせたりしています。
結局、うちの子に合う学習環境は?と考える時、情報を集めたり参考にしたりするのはいいけれど、その家の環境や家族構成、きょうだいの年齢差、子どもの性格など……家庭によってぴったりくるやり方は全然違ってくるはず。トレンドに流されず、一発で決めようとせず、試行錯誤しながらゆるゆると「わが家流の学習環境」を見つけていくしかないのかもしれません。
わが家はこれからも「学習環境迷子」でさまよい続けると思います。長男が受験期に入ったら、3兄弟みんなが机に向かう時期になったら……その都度違った課題が見えてくると思うので。もしかしたら学業を終えるまで続くかもしれない先の見えない旅ですが、まあ気分転換も兼ねて楽しみながら最適解を探していけたらいいですよね!
○tomekko/主婦力は低いが妄想力は高いアラフォー。3兄弟に育てられる日々。イラストレーター、漫画家、コミックエッセイスト。10歳(小5)、6歳(小1)、4歳の男子3兄弟に夫とほぼ男子校な日々を綴っているポンコツ母さん。主な著書に『飛んで火に入る』(講談社モーニング)、『おっとり長男もっちり次男きょうだい観察手帳』(赤ちゃんとママ社)など。『AERA with Kids』で連載中の「脱!カンペキ親修行」は5年目に突入!
朝日新聞出版