トラブル3 子どもだけではない……保護者のトラブルも!

 夏の学童のトラブルは大人にも起きます。保護者がイベントに協力する形態の学童はまだ残っています。子どもの活動に幅を持たせようと「所外活動」を計画する学童もあります。その場合、引率や世話係として保護者の参加が求められることがあります。

 保護者会があれば担当の係となった保護者が駆り出されることになりますし、なければ希望者を募ることになるでしょう。ところが、係になった保護者の中には、「急に仕事が入った」「具合が悪くなって」等々の理由で参加しない人が結構います。それが、保護者同士での「あの人はさぼった」「行事参加が面倒だから逃げた」という悪口となったり、いさかいが起きる原因となったりすることがあります。

 特に保護者(会)が主体となってイベントを計画する際は注意。親同士のトラブルを減らすため、「参加できる人が、無理せずこなせる役を担ってもらう」という任意性を優先して係の割り当てや動員をすることがポイントです。

 せっかく学童で知り合った仲間ですから、ぜひ親子ともども、円滑な人間関係を作っていきましょう。

「よい学童」かどうか、どう見極めればいい? 見学するときに確認したい大切なポイントとは
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萩原和也
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