(3)観察学習に向いている

・芽・つる・葉・つぼみ・花・種と、観察するポイントが多い
・花の色や形もはっきりしていて、絵に描きやすい
・夏休みの宿題や自由研究にもつなげやすい

(4)季節(夏)とのつながりがある

・朝顔は夏の植物。夏の始まりとともに花が咲く。「夏=朝顔」として、季節感を学ぶことができる

(5)日本の文化や生活に身近

・昔から「朝顔市」など日本文化に親しみがある花
・絵本や詩、俳句にもよく登場するので、他教科とも関連づけやすい

 今回、朝顔を育てる理由について学習指導要領と、朝顔の特徴から考えてみました。小学1年生のお子さんがいる親御さんのお役に立てればうれしいです。(小学2年生の1学期は、ミニトマトを育てることが多いです。そして、また夏休み前に持って帰っていただくかと思います……)

(文/松下隼司)

プールの授業でラッシュガードが当たり前? 現役教師が見た水泳授業3つの変化
著者 開く閉じる
松下隼司
松下隼司

1978年生まれ。奈良教育大学卒業。大阪の公立小学校に勤める現役教師。2児の父親。文部科学大臣優秀教職員表彰を受賞。令和6年版教科書編集委員を務める。著書に絵本『せんせいって』(みらいパブリッシング)、『ぼく、わたしのトリセツ』(アメージング出版)、教育書『むずかしい学級の空気をかえる 楽級経営』(東洋館出版社)、『教師のしくじり大全 これまでの失敗とその改善策』(フォーラムA企画)などがある。教師向けの情報サイト「みんなの教育技術」で連載を持つほか、Voicy「しくじり先生の『今日の失敗』」でパーソナリティーを務める。

1 2 3