怖いものを見るときに、手で目を覆いますよね。そういうフィルターのようなものもなく、見たくないものを直視しなくてはいけない。そのスピードは想像以上に速いんです。
私が行なっている行動がなにか大きな変化を起こせるかはわかりませんが、この状態を伝えることはできる。「知って、見る」ことに責任を感じています。ですから、それを自分の中に落とし込むだけでなく、発信する。これからもずっと続けていくと思います。
今は大学を休学して、できるだけたくさんネパールを訪れるようにしています。まだまだ登りたい山がたくさんあるのです。

(構成/三宅智佳)
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