みんなで作る舞台で大切にしたいこと

 普段の練習で心掛けてほしいのは、練習の最初に「おはよう! 今日も練習がんばろうね!」って、元気にあいさつすること。これは、よしおがいつも初めて人に会うときや、営業先のスタッフさんに会うときに実践していることなんだ。

 練習のときは、 なるべく元気に楽しくやること、そして、セリフを間違えてしまったときは、素直に「ごめん!」って謝ること。気持ちよく練習することで、クラスのみんなの気持ちが「いい劇を作ろう」と一つになれると思う。これは、演技のうまい・へたに関係なくできることだから、よかったらぜひやってみてね。

舞台のドキドキ・ワクワクを楽しもう!

 よしおは、いままで何百回も舞台に立っているけど、実は今でも緊張することがあるんだ。でも、いい舞台には、緊張感はむしろ必要だって考えているよ。

  演劇とかお笑いって、演じる人は「お客さんはどんな反応をするかな」ってドキドキしながら表現しているし、お客さんは「何が起こるのかな?」ってワクワクしながら見ている。その「ドキドキ」と「ワクワク」が交ざり合った空気があるから、素晴らしい空間が生まれると思うんだよね。

 タコヤキロボットも、きっと本番は緊張すると思う。練習するときから、本番をイメージしておくことがおすすめだよ。実際のステージに何回か立ってみるとか、相手役の人とセリフの練習を何回もすることで、本番がリアルにイメージできるかも。

 1回目は、緊張しすぎて「うわあ〜〜っ」って取り乱してしまうかもしれないけど、何度かやるうちに少し冷静になれるはず。怖くてもしっかり目を開いて、緊張する練習をしてみるんだ。

   緊張するってことは、それだけ気持ちがこもっている証拠。だから自信を持って緊張感を楽しもう!

本番にきくおまじないを伝授!

 最後に、よしおが舞台の前にやっている「おまじない」を伝授するよ! 鏡の前に立って、笑ったりポーズを取ったりして、心と体をほぐすんだ。友だちと一緒にやってもいいよ!

 それから、肩に「小さいよしお」が乗ってるってイメージするのもおすすめ。「よしおがついてる。ダイジョブダイジョブ!」って唱えてみてね。

次のページへ失敗したときのギャグ
1 2 3 4