絵本はたくさん読んでくれたけど、絵本の次のステップにはどんな本がいいんだろう? そんな悩みを抱えるママ・パパに向けて、幼年童話を中心に、絵本から読みものへの橋渡しとなるおすすめの一冊を紹介します。

MENU あらすじ おすすめポイント どんな子におすすめ?

あらすじ

「こわいなあ。でも、ぼくは、いくんだ」南極のペンギンのトビオは、1カ月も前から何度もそう思っては、部屋をうろうろしています。お父さんは「そんなにこわいなら、やめたらいいぞ」と言います。「だいいち、ペンギンが、とぶなんて、おかしいんだ」と。

 でもトビオは飛行機に乗ることにしたのです。きっかけは、「なんきょくの ペンギンさまへ どなたでも」と宛先が書かれた一通の手紙。手紙を受け取ったトビオは、送り主の、北極に住むシロクマのポーラさんに会いにいくことにしたのでした。はたして無事に会えるでしょうか……。見知らぬ世界に向かおうとする、子どもの勇気が生き生きと伝わってくる幼年童話。

次のページへおすすめポイントは?
著者 開く閉じる
大和田佳世
ライター 大和田佳世

絵本・児童書のライター。出版社勤務を経て2009年よりフリーランスに。絵本・児童書情報サイト「絵本ナビ」や朝日新聞社が運営する本の情報サイト「好書好日(こうしょこうじつ)」などの他、雑誌「MOE」、出版社の各Webメディアで執筆。作家、翻訳家へのインタビュー多数。小中高の3人の子と暮らす。

1 2 3