絵本はたくさん読んでくれたけど、絵本の次のステップにはどんな本がいいんだろう? そんな悩みを抱えるママ・パパに向けて、幼年童話を中心に、絵本から読みものへの橋渡しとなるおすすめの一冊を紹介します。
あらすじ
「こわいなあ。でも、ぼくは、いくんだ」南極のペンギンのトビオは、1カ月も前から何度もそう思っては、部屋をうろうろしています。お父さんは「そんなにこわいなら、やめたらいいぞ」と言います。「だいいち、ペンギンが、とぶなんて、おかしいんだ」と。
でもトビオは飛行機に乗ることにしたのです。きっかけは、「なんきょくの ペンギンさまへ どなたでも」と宛先が書かれた一通の手紙。手紙を受け取ったトビオは、送り主の、北極に住むシロクマのポーラさんに会いにいくことにしたのでした。はたして無事に会えるでしょうか……。見知らぬ世界に向かおうとする、子どもの勇気が生き生きと伝わってくる幼年童話。
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