寝かしつけ、添い寝って文化的なものもあるから難しいですね。アジアは添い寝、西洋は一人寝推奨のようですがどちらが正しいとも言い切れないし。我々はアジア人なので赤ちゃんの頃から親と一緒の布団で触れ合って眠るのが自然な習慣になっていますが、ねんトレをしている日本の家庭ももちろんありますよね。
長男が小5、次男小1、三男年中の時に引越しをして各自の部屋ができたわが家。それまでは一つの寝室に家族全員好き勝手に寝ている状況だったので、このタイミングがいいきっかけではありましたが、子どもたちも一緒に寝たい(母と、というよりみんなで)と言うし、急に離れるのは私もなんだか寂しい。
長男は生まれてから11年過ごした古い家に愛着があってしばらくホームシック(?)みたいにしくしく泣いてばかりだったし、弟たちもみんなで寝たいと言い張るし、たしかにいきなり離れ離れに寝るのは酷って話ですよねぇ。
夫はみんな自分の部屋ができて大喜びかと思っていたようでそんな反応に驚いていましたが、ひとまずみんなが新しい家に慣れるまでという約束で、日替わりで長男の部屋に布団を敷いたり(ギッチギチ)弟たちの二段ベッドに父と母がそれぞれ寝て主寝室に兄弟雑魚寝してみたり(なぜ……)お試し期間を設けました。
そして数か月かけて長男は自室で、弟たちは寝る前の読み聞かせをしたら各自のベッドへという流れができてきたのでした。
そんな話をママ友にもしてみたところ、
「寝るときって暗くなってリラックスして、日中は話せなかった気持ちを口にできたりもするし大事な時間なんじゃないかなぁ」
という意見をもらってすごく納得でした。特にお風呂を別にしたことで、リラックスタイムに母と一緒にいる時間が減ったわが家的には寝る時間って結構大事なのかも。そこでちょっと変則ルールも。雑魚寝反対派の夫が出張でいない夜は主寝室のベッドでみんなで寝よう! ダブルとシングルをくっつけた広めのベッドの上をお好きにどうぞ。そういうときは長男も結構早い時間から弟たちと一緒にゴロゴロしてそのまま寝てしまうこともあります。だんだんみんな体が大きくなってきて、母が押し出され誰かのベッドで寝ることも……。
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