今のところ、中学受験は考えていません。私個人は、仲よしの子といっしょに近所の中学校に通うのがいいと思っているんです。小学生は遊ぶのが仕事ですし。

 ただ、長男は野球に夢中なので、もしかしたら野球の強い学校に行きたいというかもしれません。本人にそう言われたら、そのときはいっしょに考えます。

――「友だちが受験するから、自分も受験したい!」と言う子もいるようです。

 それ、ありそうなんです(笑)。先日、いきなり「公文に行きたい」って言い始めたんですよ。仲よしの子が行っていて、いっしょに行きたくなったみたいです。

「勉強するところなんだよ?」って聞いたら「わかってる!」って言うので、「半年間考えて、それでも行きたいなら行かせてあげる」と言っています。

――長男は塾に行っていないんですね。

 今は野球だけです。2歳から習っていた水泳も、本人がやめたいと言うのでやめました。

 「どうしてやめたいの?」って聞いたら、「もうクロールで25メートル泳げるし、水飲んじゃうのが嫌」って(笑)。

 夫は最初「そんな理由でやめるのは反対だ」って言ったんですけど、私は「イヤならやめていいんじゃない?」と言ってやめさせました。

――「続けたほうがいい」とは言わなかったのですか?

 私、ムダな時間もお金も使いたくないタイプなんです。どうせ使うなら、やりたいことに使って、夢中になろうよって言っています。

 野球は楽しそうですよ。次男もいっしょに通っていて、サポートはパパが担当しているので、週末は娘とゆったりお留守番。泥だらけになって帰ってきた男子3人を、ごはん作って待っています。

自分が子どもの頃、してほしかったことをわが子に

――亜美さんが子育てするうえで心がけていることは?

 常に「自分がこの年齢のとき、親にどうしてほしかったかな」と考えるようにしています。子どもが8歳なら8歳の自分に戻って、親にしてほしかったことをしてあげて、嫌だったことはしない。子どもと同じ目線でありたいと思っています。

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