――どんな反響がありましたか?
小学生の子を持つお母さんから、「うちの子が書けるようになりました」とか「覚えやすい」という声が多かったんですが、僕としてはギャグとして考えたので、そういうつもりではなかったんです。
あとは「うちの子がノートに『鬱』って書き続けているんですけど、どうしてくれるんですか?」っていうクレームとか(笑)。うつ病の方から「こんなに明るくやってもらって、アホらしくて笑っちゃいました」という声もいただきました。
周りの芸人たちからは、「明日もこのネタをアップしたほうがいい」って後押ししてもらって、それから1カ月くらいは毎日漢字ネタをあげていました。
――毎日というのはすごいですね。すぐにネタはできるものですか?
難しい漢字でも分解してみると1つ1つは簡単なことが多いので、そういう漢字から手をつけていった感じですね。
子どもの漢字の間違え方は新鮮
――その後、漢検準1級に合格されています。2級までと比べると、かなり難しいのではないですか?
3回チャレンジして合格しました。2級までは漢検のテキストをそのまま覚えればよかったのですが、準1級はテキストに出ていない問題も出るんです。2回目のチャレンジでそのことに気づいて。3回目のときは過去問にも取り組んで、受かりました。
――準1級になると、四字熟語もかなり難度が高いと思いますが、覚えるコツはありますか?
ネットで意味や四字の並びの理由などを調べると、覚えやすいです。あとは、四字熟語に限らず、夜に覚えるのが大事です。夜にやって、なかなか覚えられなかった漢字でも、朝になると覚えているんですよね。記憶は睡眠中に定着すると言われていますけど、ほんまにそうなんですね。勉強時間は短くて1時間くらい、できるときは3時間くらいやっていました。
――子どもの場合、漢字を分解して覚えても「へん」と「つくり」や「かんむり」と「あし」が逆になるような間違いをすることがあります。
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